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2007年11月18日 (日)

「禅」の魅力 : ホテルニューオータニ東京

最近の東京での超高級ホテル開業ラッシュに合わせたのか、ホテルニューオータニ
10/13にいわゆるエグゼクティブフロア「禅」をオープンしました。

ニューオータニが数年がかりで客室、バンケット、スパ等のリノベーションを行っていることは有名だと思います。特にバンケットは、タレントである神田うのの結婚披露宴が広告役みたいになっていることも知られています。

いわゆる御三家(帝国、オークラ、ニューオータニ)はいわゆるエグゼクティブフロアを持たない高級シティホテルとして有名ですが、ニューオータニはその禁を破ってきました。(別に禁というわけでもないとは思いますが。)

古くからあるホテルは、贔屓にしている客も多く、その多くはサービスにせよ人にせよ大きく変わらないことを願っています。だから、サービスが良くても、人が変わってしまっては、贔屓客はエイリアンになってしまい、二度と寄り付かなくなります。
しかし、人は人生の事情で職を移っていきます。それでも、ホテルは贔屓客をひきつけておかねばならない。
「人」の贔屓客は人が移れば移るのは仕方ない。しかし、「人」と「サービス」両方で惹かれている客は、何が魅力的かをわかれば、それを活かすことでよりよく贔屓客を上客として惹き続けておくことが可能です。
いわゆるコンベンションホテルにおいて、サービスで惹きつけられた客が何を望むかといえば、「優位な気分」なのです。そう、ある意味で特別視される存在。
現在のホテルのストラクチャで、それをある意味実現しているのが、いわゆる「ホテルの中のホテル」つまりエグゼクティブフロアです。

「禅」の場合、そのコンセプトは、「ホスピタリティのカスタマイズ」だそうです。
(出典:ホテルニューオータニのホームページ)
人間が自然に体を委ねたようなときを、五感で感じていただける空間なのだそうです。

ホテル業って罪なもので、後発のほうがよりよいサービスを実現しやすくなりますし、他で経験を積んだ人を高いモチベーションで稼動させやすくなり、結果的に(先駆者より)軌道に乗せやすいです。

この「禅」でうまいのは、いわゆる「ザ・メイン」の各階が広々とした空間を使っていることです。これまでは新しい「タワー」のほうが背が高いこともありどうせ泊まるなら新しい方となっていましたが、逆に「ザ・メイン」の安定性と目の前に広がる(しかも「タワー」のように邪魔のない)すばらしい庭園の眺望を活かした作りになっています。

ほぼすべての部屋がバスビューというのは、上記を活かせる特別階ならでは。バスビューにしたくても、眺望がだめなら意味ないですからね。

部屋のアメニティに至っては、まさにこだわりを以って選択をしているようです。

しかも、エグゼクティブラウンジでの4回のフードプレゼンテーションのように、他ホテルのノウハウを応用したもてなしも考えられています。

ここでこのホテルのうまさ。ニューオータニというイメージから、最近の開業ラッシュの超高級シティホテルのように「ちょっと泊まっちゃおうか」という感覚で話題の場所に行くなんてことは難しい。贔屓客には当然「禅」ができていることは知っているので、そういう方か、もしくは一休のようにその良さを伝えることができる「メディア」で知った方が来る。つまり、エグゼクティブフロアでよくある、若者の暴走やおばちゃんたちのカクテルアワー食い散らしなんて事態はスマートに回避できる(はず)。
その意味では、まさに「身を委ねる」場所なのかもしれません。

ご参考まで。

注:最初の画像は「一休.com」からの引用です。

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